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不眠症にはどんな原因がある?

さて、不眠症の原因というのは、医学的に「5つのP」ということで代表的な5つが知られています。
まず、最初のPはPhysical、つまり体的疾患を示します。
おおまかに言えば、中枢神経疾患や循環器疾患、内分泌代謝疾患や呼吸器疾患など様々な種類があります。
これらの疾患を持っている場合、痛みや違和感などで眠りにくいという原因や、これらの疾患から眠りに誘導するメラトニンが抑制される可能性もあるため、不眠症になりやすいと言われています。

次のPはPhysiologic、生理学的不眠があります。
海外旅行などからくる時差ボケや夜間や早朝シフトのある交代勤務などによって引き起こされるものです。
これらは生活習慣の見直しや慣れによって解消されるものがほとんどです。
最も多いのがPsychologic、つまり心理学的不眠です。

その具体的な原因とは、精神的ストレスや過去の喪失体験やトラウマなど、現在、不眠症で悩む人の多くがこの心理的要因が原因で不眠症を発症しているといいます。
心理的要因というのは仕事上のプレッシャーや人間関係の煩雑さで感じるストレスや日常生活の中で不安を感じてしまうことです。
ストレスがあると、交感神経が興奮してしまい、眠りに入ることが出来ずに、不眠症になってしまいます。
こういった原因であるならば、まず、ストレス解消を行う事が重要です。
精神疾患に伴うもの、PsychiatricのPがあります。

これは、うつ病、統合失調症などを患うことによって不眠症になるということです。
実は、この順番が逆になることがあり、不眠症がいかに私達の精神的な健康を妨げるものか分かります。
精神疾患を持っている人の多くがストレスや不安、そして悩みから精神的に不安定になりやすく、その結果寝る前にもその不安定さが出てきて、交感神経の活発化に繋がり、結果的に不眠症になってしまうのです。

最後にPharmacologic、薬理学的不眠のPです。
不眠症を引き起こす薬品として、アルコールや向精神薬、降圧、そしてインターフェロンなどが挙げられます。
寝酒といった作用で眠りに誘うということで知られるアルコールですが、実際にはその作用は一時的で、何度も繰り返していく内に体制ができてしまい、最終的にはアルコール依存症になる危険性があります。
また、向精神薬などは、交感神経を興奮させる作用があるので、目が覚めてしまい、不眠症になってしまう可能性があります。

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